姫路の目抜き通り『大手前通り』。
JR姫路駅を降りて北側の出口をでると
約50m幅の大手前通りの銀杏並木の向こうにそびえる
もと国宝、現在では世界遺産となった『姫路城』(白鷺城)。
子供の頃より見慣れたこの風景が気に入っています。
夏もそろそろ終わり、銀杏並木が黄色に色づいてくると
ゆっくり散歩したくなるような、いい感じの景色になります。
ところが・・・そんな気分を台無しにする天敵が!
実は、この時期、銀杏並木の下を歩きたがる『播州人』はいないのです(多分
なぜかというと・・・夕方も近くなってくると黒い影を作ってこの銀杏並木に押し寄せる大群が。
その正体は 『ムクドリ』。
多いときにはその数7000羽あまりにのぼるという観測結果もあるくらいに
とにかく、とんでもない数になります。
これだけの数になると、その鳴き声も完全に『騒音』状態。
木の下は・・・彼らの白っぽいフンだらけに。
自転車なんか止めていた場合にはとんでもないことに。
※駅前は駐輪禁止なので・・関係ないか。
なんでも、天敵『ふくろう』から逃れるために、夜でも明るい場所に逃れてくる習性があるらしい。
今までも、
・天敵『フクロウ』の模型を設置
・強力磁石設置(体内時計を狂わせるらしい)
などムクドリ撃退対策をおこなったらしいが、その効果は・・・現状を見る限り成功には程遠い。
この被害、姫路だけでは無いらしく全国各地で似たような現象が観測されるらしい。
そんななか、新潟県より朗報が。
新潟県長岡市ではムクドリが危険を察知したときに出す鳴き声(叫び声?)を録音し
その鳴き声をスピーカーで流すことで、撃退したらしい。
早速、姫路ではそのテープを借り受けて 9/8 より5日間、夕方に流すことに。
昨日、関西テレビの『アンカー』で放送していた映像を見る限り
確かにムクドリの群れに異変が現れてる!
ただね・・・
『叫び声』テープの音に慣れてしまって、元の木阿弥になるような気が・・・
それに、快適な大手前通りの銀杏並木を追いやられた彼らは
一帯どこにいくのでしょう?
うまく分散してくれれば良いのですが・・・